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TotemでもWMVファイルとかを扱う

Totem でも WMV ファイルとかを扱う 2006-11/22 更新 2006-12/22

※ちょっぴり情報が錯綜していて、僕の書いたこのページがGoogleで上位にあって汗かいたりとか、結構この情報はニーズがあるようなので書き直しました。

さて、じわじわとこのサイトもVine4.0ベースになってまいりました。

ワタクシ、windows時代に痛い目にばかり遭いましたので、スローペースながらも堅実路線を歩むこのディストリビューションが大好きなんです。基本がしっかりしているということは、カスタマイズするときも安心なのです、はい。

さてさて、カーネルがメジャーバージョンアップしたりして、作法の違いに戸惑いながらも、内容はかなり嬉しい事になっております。その一つはこれ、Totem の存在ですね。

要するにメディアプレーヤーでございます。対応していれば、ほとんどなんでも再生できます。これまで自分で MPlayer をビルドしていた事に比べると随分と楽です。

とはいえ。

MPlayer ならではの部分もありますから、全て置き換わるものではありません。僕にとっては MPlayerと同時に得られる MEncoder の存在は捨てがたいものがありますし。

また、一通り MPlayer 等で苦労しておくと、Totemで苦労することはあまり無いでしょう。例えば今回のタイトルである『WMVファイルの再生』でございます。

追記

一口に WMV ファイルといいましても、ようするに WMP のバージョンの違いで再生できたりできなかったりという問題を抱えています。
2006年12月現在では、「WMV9が再生できないっ!」という声が多いように思います。

Totem について

VineLinux提供の Totem は、「GStreamer 版」「xine 版」がありまして、目的でちょっと違うでしょう。おそらく「DVDディスクも見たい、WMV9も再生したい」となりますと「xine 版」ということになります。
VineLinux4.0 で利用できる、xine 版totem 関係のパッケージは次のようになります。
(情報はapt-cacheからのものです)

全部入れればフルパッケージという亊になるでしょうか。
ただし、xine-lib-w32dll だけは他の入出力用プラグインとは毛色が違います。
xine-lib-w32dllwin32バイナリのコーデックをLinuxで使うためのプラグインです。したがって、別途win32用のコーデックを持ち込むときに意味があります。

つまり、Totem(xine)が自分で持っているLinux用のコーデックで事足りるならば、このページで紹介しているように、わざわざwin32のコーデックを持ち込む必要は無い、とそのように表現することが出来ます。

また、僕は最近は「ユーザーが必要とするファイルは極力ユーザーディレクトリに置いた方が運用しやすい」という考え方に変わりました。フォントやコーデックもユーザーディレクトリにおいて『バックアップ対象』としています。

全てのユーザーに同一の環境をあたえたいなら、rootなってシステムの所定の位置にコーデックやフォントファイルを置くことになるでしょう。

まずは再生テストをしてみます

短時間で、手に入る範囲でしたが再生テストをしてみました。VineLinux4.0で提供されるプラグインを全部入れ、それでもダメな時だけ別のパッケージやコーデックを追加しています。

QuickTimeの *.mov ファイル
再生できました。バージョンの区別がつかないので、ものによったら再生不能なものもあるかも
よくわからない *.mpeg ファイル
ストリーミングをすくい上げたようなmpegファイルでしたが再生できました。
Mpeg-2 形式のファイル
再生できました。
Mpeg-4 形式(無印)
再生できました。ffmpeg と表示されますね。
Mpeg-4 形式(DivX)
DivX5と表示されて再生できます。WinでDivX6.xを使って作ったファイルも再生できました
Mpeg-4 形式(XviD)
再生できます。
WMV形式のバージョン 7と8
再生できます。恐らく 6 も再生できると思います
WMV形式のバージョン 9 (WMV9)
再生できません。 現時点でこれを再生するためにはwin32のコーデックが必要です
DVD映像ディスク(無印)
再生できました。他にVCDとかSVCDとかもありますが、似たような感じです。内容的にはMpeg-2ですし。むしろディスクデバイスの能力を把握する必要がありそうです
DVD映像ディスク(プロテクト)
もちろん再生できません。 css2のためのライブラリとかをVineLinux4.0に組み込む必要があります。ユーザー環境では対応できません

WMV9 を再生する

さて。
MPlayer ユーザーであるならば、MPlayer自身が(さまざまな理由で)用意できないコーデックの部分を、別途ファイルをあたえることで理解し、動作するようにできていることは良く御存じでしょう。
むしろ「Win32のコーデックを使って動くプレイヤー」が、MPlayerと言えるかもしれません。
ですから、再生の「再現度」(という表現でいいのか悩みますが)はピカイチな訳ですね。

そして、同様な機能が Totem(xine) にも用意されており、これを実現するプラグインが、最初に述べたように xine-lib-w32dll である、と、そうした関係になっています。
MPlayer との違いをあえて強調するならば、win32のコーデックを持ってこなくても、結構いろいろなファイルに対応できる、という事になりますでしょうか。

その方法

xine-lib-w32dll が導入されている状態で、ユーザーディレクトリの ~/.gnome2/totem-addons/ にwin32のコーデックを解凍し、含めます。

例 )  windows-all-20061022.zip ファイルを得る
ダウンロードページから辿れる、
 http://www.mplayerhq.hu/design7/dload.html
書庫ディレクトリ(codecs directory.というリンク)
 http://www.mplayerhq.hu/MPlayer/releases/codecs/
……ファイル名は windows-all-*日付*.zip です。

上記の方法ではTotem(xine)がもともと持っているコーデックと重複するものが出てきます。

そこで、例えば Win32_dmo.tgz(またはそれを含むもの) を探して使っても良いでしょう。こちらには WMV9 だけのコーデックが入っています。
■内容

Totem(xine) がVine標準の環境で再生できないのは、今のところ目立ったもので WMV9 ぐらいなものですから、こっちの方がよいと思います。
また、今後も Totem(xine) が対応していないものをいち早く再生したい時には基本的に同様のほうほうで対応できるはずです。
ただし、常にこれで再生できることが保証されているわけではありません。ご注意を。

重要な追記の追記 (2006-12-22)

以前にこの段落で書いた「xine-lib-w32dllが悪さをする」という情報ですが、どうも「win32コーデックが無い状態で xine-lib-w32dll だけを導入すると不具合が出る(らしい)」というものであるようです。

ですから、win32コーデックを使いたいときは、多少の不具合は納得の上でxine-lib-w32dll を利用されてください。
VineLinux4.0標準提供のパッケージだけで事足りる場合は、win32コーデック共々インストールしない方が構成がすっきりすることでしょう。

以上を訂正情報として変更し、登録します。